ちょっとは人間らしい生活に近づいています

2011年3月14日日常コメント (5)

ようやくパソコンクオリティ。
ウチの団地にも電気が復旧しました。
ＰＣでＤＮを見ると、首都圏の方達も私以上に時間が掛かって帰宅されていたのですね。お疲れになっていませんか？

今回の災害でお亡くなりになられた方、お悔やみ申し上げます。
また福島原発の事故や計画停電も大変心配です。出来るだけ節電を心掛けます。

しかし、避難所でも携帯でＤＮを時々見る事が出来たので、皆さんの励ましのコメントをいただいて、随分気持ちも楽になりました。本当に有難うございます。

１１日は早朝ずさパパがいつもより早起きして、前夜ＴＤＲで遊んで帰ってきたミズごろうを迎えに行ってＵターン。私が出勤する時には寝ていました。
予定では午前中に自動車学校の学科を受けるはずだったのに、寝坊したようです。（ハル父さん、地震前に帰っていましたよｗタイミング良かったです）

そして午後、会社の私の居る部署では社員の方達が会議中で、事務所にいたのは一番上のオヤブンさんと、派遣の女性、私の３人でした。
２時４５分頃、派遣の方が「ちょっとトイレに行って来ます」と席を立ちました。
『あぁ～アタシも行きたかったな～、戻って来たら交代で行こうっと！』
と思いました。

そして、大きな揺れが！１０秒位で停電しました。椅子に座っていてもキャスター付だから振り回されているようでした。落ちるように床に座り込み、机の下へ。揺れが続く中、子供達に「大丈夫か？」とメールしました。
しばらくして、揺れが収まった時に外に出ました。ふと見ると、信号機が点いていません。反対側の方向のメインの大通りの信号は点いていました。
この頃、ミズゴロウからの「大丈夫か？」の返事のメールが「机の下なう＾＾」

裏の小学校の校庭に移動しましたが、屋上の一部の壁が落ちていました。
皆がワンセグでニュースを見て、震度７を知りました。３時半頃帰宅指示が出たので、車を置いている立体駐車場に行きましたが、停電で車が出せないとの事。
地下鉄（駐車場と反対方向）が動いているか分からないし、そのまま北へ歩く事にしました。

車だと約２０㌔なので覚悟して歩き始めましたが、通勤時は大回りしていた（その方が早く着く）ので真っ直ぐ北に歩くと２，３㌔は少なかったようです。
歩き始めて直ぐに小雨から雪がボタボタ降って来ました。天気予報で聞いていたので、折りたたみの傘を持っていました。
それでもコートやカバンが雪まみれになりました。一旦止んだ時に「帰宅途中なう」を投稿しました。

歩き始めた頃は集団だったのに、北に行くにつれ人が少なくなって来ました。
途中、小さな川を渡った時に、河の水を見ると赤茶色していました。
また雪が降り出し、２時間位歩いていると膝が痛くなって来ました。通勤用の靴なので、長時間歩く為の靴ではありません。
時々、右後ろから空きタクシーが来ないかと何度も見ました。

メインの通りから曲がって、歩道もない所を５００㍍程歩いて前からの車を避けていたら「どちらに行かれますか？」神様に出会いました。神様はもう一人、私と同じ様に三越から歩いて来た女性を拾って団地へ送って下さいました。
普段殆ど歩いていないので（汗）退社後のお買い物時を含めて５０００～６０００歩なのに、２２０００歩以上歩きました。
ミズごろうがＴＤＲで一日遊んでも、１８０００歩だったそうなのでビックリです。

途中で、ちゃきから「中学校へ行く」とのメールを見たので、６時半頃中学校に行ったら「小学校に行きました。」あれ？？
隣の小学校に行き、ようやく２人と再会。一旦帰宅し、荷物を置いてまた小学校へ。電気のない夜空は漆黒で、星が一杯見えました。
学校では体操マットに毛布を掛けてしばらく過ごしました。このときに「避難所なう」を投稿しました。

本当は家に帰ろうと思っていたのですが、家は真っ暗で子供達が心細かったので小学校に泊まることにしました。
私が着いた時には、５０人居るかどうかだったのですが、朝起きた時には体育館のフロアーに隙間ない程、避難した人達がいました。体操マットがあっただけラッキーだったかも知れません。

１２日の朝帰宅。前夜暗闇の中で見た以上に家の中はぐちゃぐちゃ、玄関に建て付けの靴箱の左側の板が外れて靴が全部出ていました。
また食器棚も扉が開いて食器が割れていたり、中の方で割れているコップもありました。

リビングの下の本棚の雑誌やプリントが散乱し、足の踏み場もない状態。２階も状況的には同じ。ただ、寝室のベッド周りだけは何とか寝られる状態でした。
そこから少しずつ片付け始め、割れた食器を取り除き、本棚前は引っ越して来た当初の物が沢山落ちていました。ミズゴロウやちゃきの幼稚園のプリントや写真等、他にもコロコロの付録のポケモン金銀の雑誌とか。ずっとそのままだったので、幼稚園の写真は残し、プリント等は処分する事に。付録の一部は残すそうです（汗）

１２日の夜も一旦中学校へ行こうと準備をしていたら、町内会の集会所へ行ってくれと班長さんが回って来られました。
ウチの台所はガスを使っていませんが、逆にカセットコンロもなく、全く火を使う手段がありませんでした。
この時も寝る時には帰ろうと思ったのですが、前夜の中学校とは比べ物にならない位暖かくて、子供達は家に帰るとは言わず、集会所に泊まりました。
また、自家発電を準備していただけたので、携帯も充電し、皆さんのＤＮのコメントを見る事が出来て、励ましを貰いました。

１３日、仕事中のずさパパに連絡し、バスを乗り継いで車をゲット。ずさパパは１１日は送別会で泊まる予定だったのに、それどころじゃなくずっと仕事になっています。
ようやく街中に出て来て現状を理解。スーパー・コンビニ・ガソリンスタンドは長蛇の列が出来ていました。
帰宅して、家の後片付けをするもライフラインは復旧せず、再び集会所でお世話になりました。

そして今日、朝からスーパーの買い出しへ。ミズごろうに近くの生協へ（と言っても自転車で３０分近く）私とちゃきも西の方の生協へ、と思ったら隣の別のスーパーの駐車場に入っていってた（汗）何せ初めてのお店だったもので・・・
ミズごろうが先に買い物出来て帰宅。カセットコンロはなかったようだけど、私達のところは売っている・・・残っていますように・・・

お店到着から４時間、ようやく店内へ。ラ王・単３電池・白菜・水等、カセットコンロもゲット！レジが終わった頃、ミズゴロウから連絡。

「お母さん！電気が点くよ！！！」

えっ・・・カセットコンロ・・・ゲットしたのに・・・

でも、もうこんな事二度とあって欲しくないけど、今迄何も準備していなかったから、こんなに大変だったんだと、反省を込めて非常用にキープします。
皆さんもコンロ・電池・ラジオ・水・食料品は特に！準備を。（当たり前の事だけど）またウェットティッシュやポリ袋も以外に必要です。冬なら、反射用のストーブも。
我が家では、ミズごろうが中学校の技術家庭科で作った手動式のライト＆ラジオが役立ちました。

と、ここまで書きましたが、実はまだ水道が復旧してません。なので、まだ汚いままです・・・(^^;歯磨きは昨日からようやく出来ました。しかし顔は洗えていません。
現実問題として、トイレの水も大変です。幸いな事に我が家にはお風呂の残り水があったので、それを使用しましたが、入浴も出来ていません。

同じ区のスーパー銭湯が営業しているとの事なので、明日行こうと思っています。これでようやく以前の「人間」に戻れそうです。

地震になって、やはり年下のちゃきがイマイチ元気が無かったのですが、ミズごろうも昨日の夕食時に自家発電を照明用に使わず、他に使った時には部屋が暗くて、淋しくなって少し涙が出たそうです。
ＭＰ３でアニソン流しながら後片付けしている時には、元気だと思ってたけど。
やはり、尋常じゃない状況ですよね。今回の経験で少しは強くなれたかな？

でもまだまだ避難所生活をされている方もおられますし、ライフラインの復旧していない所や、危険な場所もあり心配です。
今回私達は恵まれた（と言う表現は変かも知れませんが）方だと思います。おにぎり１個だけと言う時もあったけど、何とか３食頂く事も出来ました。
お恥ずかしい話ですが、何も準備していなかった自分を悪い見本として、また非常時の参考として下さい。（ならないかも知れませんが・・・）